ヴィンテージレポート
春の到来が早く、3月と4月は気温が平均を上回っただけでなく、日照時間も非常に長くなりました。生育期の気候が良好だったことで、収穫が早まり、ブドウが最高に熟した状態になりました。素晴らしいヴィンテージです。
テイスティングメモ
パラゴンは、私たちがリリースを4年近く待ち望んだ、ワイン造りの芸術性の傑作です。わずか3,535本しか生産されないこの特別なブラン・ド・ブランは、エレガンスと繊細さを体現しています。比較的温暖でシーズンを通して均一に成熟する土壌に根ざす畑から最高のシャルドネ・クローン95、121、76、131だけを選び、エレガンスと複雑性を高めることで知られるVL1やCX9といった特別な酵母を使用しています。パラゴンは54%がステンレス・スティール熟成、46%がオーク樽熟成で、ワインに贅沢な口当たりを与えています。
マロラクティック発酵も清澄も行わない最小限の介入により、ワインの本質が輝き、シャルドネの純粋さが主役となっています。深く複雑、まろやかでフレッシュなパラゴンは、余韻が長く続きます。
井黒卓ソムリエ コメント
一言で表すと「立体的」。英語でいう、ワインの表現に使用する最上級の褒め言葉「マルチ・ディメンショナル」。ストレートに伸びる余韻がエイジング・ポテンシャルの長さを物語っている。長い熟成によって生まれた緻密で柔らかいムースが口いっぱいに広がり、強靭な酸味が一気に引き締める。長期熟成が可能な本格派スパークリング。
井黒 卓 Iguro Taku / 銀座ミシュラン3つ星レストラン『ロオジエ』ワイン・ディレクター。第9回全日本 ソムリエコンクール優勝。その他入賞多数。日本ソムリエ協会にて理事のポジションに就きながら講師も務める。