ヴィンテージレポート
2023年はブドウ栽培にとって興味深い年でした。6月は記録的な暑さとなりましたが、その後は冷涼な夏が続き、降雨量の記録を更新。さらに9月初旬の熱波により、ハンプシャーでは30℃を超える日が7日間連続し英国の記録を塗り替えました。熟度と酸度は平均を下回りましたが、収穫量は良好で果実の全体的な品質は優れていました。
テイスティングメモ
完熟したケントの最高級のシャルドネの果実味を強調するため、香りのよい酵母を使用。さらに、ステンレススチールと33%のフレンチオークの新樽で低温発酵させています。マロラクティック発酵由来の丸みと美しい口当たりを感じられます。素晴らしい果実味、純粋さ、バランスを備えた活気に満ちたワインです。
井黒卓ソムリエ コメント
どこの世界のシャルドネにも似つかないone and onlyな特徴。爽快で繊細な
アロマはシャブリに似ているが、味わいはクリーミーでメロウ。
イギリスらしい高い酸味からくるテンション(緊張感)と樽の中での澱熟成
から生まれたまろやかさは唯一無二の個性。
井黒 卓 Iguro Taku / 銀座ミシュラン3つ星レストラン『ロオジエ』ワイン・ディレクター。第9回全日本 ソムリエコンクール優勝。その他入賞多数。日本ソムリエ協会にて理事のポジションに就きながら講師も務める。